外科治療の向上と優秀な 外科医 を育成する
一般社団法人京都大学外科交流センター
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上級マイクロサージェリー吻合技術修得セミナー優秀賞を受賞して〜意識している点〜

お名前:原田樹幸先生(2016年卒)

所属施設:神戸市立西神戸医療センター外科・消化器外科

この度は、第5回 上級マイクロサージェリー吻合手技習得セミナーにおきまして、優秀賞を頂きましたことを大変光栄に存じます。

マイクロサージェリーセミナー参加のきっかけ

現在所属している施設の上級医よりセミナー開催の案内を頂き、
若手のうちから様々なセミナーに参加することで手技やその他の経験を積めると考え、
参加させていただくこととなりました。

セミナーに参加して感じたこと・意識したこと

実際にマイクロ操作を体験してみて率直に感じたことは、
顕微鏡により微細な構造が拡大されてより詳細に観察ができる一方で、
手の震えなど、ふとした操作で血管に針穴や損傷を加えてしまうという
繊細な手技であるということでした。

これは開腹手術や腹腔鏡手術においての操作についても同様であると考え、
組織に対して極力ダメージを与えず、愛護的に扱うことの重要性を改めて実感しました。

そのためには、思ったところに思ったように運針できること、
またそれを補助するための左手の操作性の大切さも感じました。

セミナーを経験して~今後の課題~

今回、セミナーに参加させていただき、顕微鏡を使用した血管吻合の手技を
体験することができましたが、実臨床ではまだまだ機会はありません。

また、その他の基本手技も不安定であるのが現状です。

毎回、上手くいかなかった場面を、
次回以降の手術では改善できるように意識しているつもりではありますが、
この意識はこれからも続けていこうと考えています。

一つ一つの手技を確実に習得し、
丁寧かつ安全な手術を施行できるように精進してまいります。

謝辞

この度は、セミナーに参加させていただき、誠にありがとうございました。

セミナー当日は八木先生をはじめ、多くのスタッフの方々にご指導を頂きました。

この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。

今後とも変わらぬご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い致します。

当日の様子

上級マイクロサージェリーセミナー

表彰

上級マイクロサージェリーセミナー