公立豊岡病院 (2017年06月04日現在)

公立豊岡病院のHP:http://www.toyookahp-kumiai.or.jp/toyooka/

豊岡市は兵庫県北部但馬の中核市で人口は9万人弱ですが、面積は広く城崎温泉、そばと城下町の出石、神鍋スキー場などの名所があり、最近では特別天然記念物コウノトリの繁殖地としても知られています。食べ物では但馬牛やかに料理が名物です。

当院の正式名は公立豊岡病院組合立豊岡病院ですが、一般には公立豊岡病院の略称で呼ばれています。公立豊岡病院組合は豊岡市および近隣の朝来市によって構成される病院事業組合です。5病院で形成され、総許可病床数は894床、総正規職員数は1039人と、病院組合としては全国屈指の規模となっています。その組合内5病院の基幹病院が急性期医療を担う公立豊岡病院で、地域がん診療連携拠点病院であるとともに、但馬救命救急センターを併設する三次救急指定病院でもあります。創業は明治4年、平成17年に現在の地に新築移転しています。兵庫県北部の但馬地方および京都府北部の京丹後市などが診療圏となっています。公立豊岡病院単体の病床数は500床(一般病床431床、感染病床4床、精神科病床65床)で、大規模病院ではありませんが、心臓血管外科、精神科を含むほぼ全科がそろっており、文字通り総合病院と言えると思います。

外科のスタッフは平成24年4月現在、常勤医7名、専攻医1名の合計8名体制となっています。診療内容は消化器外科と乳腺外科が主体です。当院では乳腺外科は分科していませんので、乳腺疾患の診断や治療の技術も自然と修得できます。

2011年の手術症例は558例で、年の前半は5名、後半は6名のDr.が主治医として前記の症例を受け持ちました。手術は基本的に主治医執刀制です。2011年からは内視鏡下手術を増やしており、現在は胃全摘術を含めて、胃癌、結腸癌・直腸癌も可能な症例はほとんどが内視鏡下の手術となっています(表*)。内視鏡下手術の修練に関しては、当科で配布する手術の録画(DVD)の中に示された手術手技の定型化と共有化を図り、手技のばらつきを防いでいます。

心臓血管外科、呼吸器外科は別に専門科があり、外科とは協力的な関係ですので、外科系専門医取得に必要な手術経験は当院で完結できます。
当院の但馬救命救急センターでは一昨年からはドクターヘリ、ドクターカーの運行が順次開始され、現在は救命救急医13名体制となり、兵庫県北部、京都府北部に加え鳥取県東部もカバーしています。救急科の強化により、外科を含む一般標榜科の医師は救急外来当直が免除になり、1ヶ月に1~2回程度の管理当直的な病棟当直のみになりました。現在は外科の緊急手術も救急科が担当しており、外科は時間外業務の負担が軽減され、癌治療を中心とした本来の業務に専念できる体制となりました。(但し、平日時間内の外科紹介患者を含む緊急手術は昨年度77例あり、緊急手術の訓練もできます。また、一般標榜科の医師で救命救急センター当直希望者は参加が可能です。)

外科志望者の減少は夜間、休日の頻回の呼び出しや過酷な救急業務に主たる原因があるとされています。外科診療に専念できる好条件を考慮され、是非当院で外科診療の研鑽をされるようお勧めします。

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