公立甲賀病院 (2014年06月01日現在)

公立甲賀病院URL:http://www.kohka-hp.or.jp/

甲賀ってどこにあるの?という方も多いと思います。私自身、こちらにくるまで全然心当たりがありませんでした。甲賀は滋賀県の南東部に位置し、三重県と境を接し鈴鹿山系の麓にあり、伊賀は甲賀の南隣にあります。冬は滋賀県北部の積雪地帯より寒く、特に狸の焼き物で有名な信楽は、最低気温が高野山と一緒ということもよくあります。公立甲賀病院のある甲賀市水口町は、古くは東海道53次50番目の宿場町であり近江の国ではかつては大津に次ぐ賑わいをみせていたとのことです。甲賀病院は、甲賀および湖南の2市から構成される組合立病院であり、両市の中心を国道1号線が貫いています。

病院規模は実働病床で400床余りの総合病院です。現在稼動している病棟は一番古いもので46年経過しており、耐震性はおろか利便性は目を覆うばかりですが、他方から表現を試みるならば、昭和の香りが漂うレトロ感いっぱいの病院ということもできます。現在57名の常勤医師が配置されており、外科は井田顧問(S42卒)をはじめ、常勤は沖野(S54卒)、岡本正吾(S61卒)、瀬戸山博(H1卒)、辻宗史(H8卒)、龍見謙太郎(H13卒)5名でこなしております。病院の特徴は、救急が多いことであり、年間手術数(昨年実績502例)の4分の1近くを緊急手術が占めています。虫垂炎や消化管穿孔などは言うに及ばず、医師として30年経過した私でも始めて遭遇するような症例がいまだ年間数例あります。地域ではほかに2次救急を行う病院がほとんどなく、1次から3次に近い症例まで病院完結型で行えるという初期研修には最適の病院と考えています。また、当院の特徴として各診療科の垣根が低く、日常診療で困ったさいには気軽に他科のドクターと相談でき貴重なアドバイスをもらっています。これも初期研修には必要な条件と思われます。外科症例は主治医制をとっており、主治医は同時に手術の執刀医として、可能な限り全うするようわれわれとしても助力をするよう心がけています。

当地には大きな産業はありませんが、近江牛の産地として牛肉の水準はやはり高く、また水がよいのでおいしい米と地酒があなたを待っています。当院は3年後には新しい建物に替わり、レトロからモダンな病院に生まれ変わることになっています。皆様のご来訪を待っています。(文責沖野)

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